映画の記憶

早いもので2024年が始まってもう5月になろうとしていますね。

GWが始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

私はというと当然、そのような長期休暇とは無縁の仕事をしているため、これから待っているのは11日の労働ですが、恐れはありません。

 

この命尽き果てるまで、戦い続ける気持ちでいます。

 

何がゴールデンウィークだよ。絶対に許さないからな。

 

『大魔力』をご覧のみなさん。

こんばんは、白瀬です。

 

この前、映画を見てきまして。コナンとデデデデ前章。見たかったアニメ映画を2本も。久しぶりに充実した1日だったと思います。

人生で初めて1人で映画を見に行ったのは、恐らく小学生くらいの頃だったかで、その時は友達の天野くんに誘われて夢中になっていた入場特典のデュエルマスターズのカードほしさに行きました。この天野くんの話はどこかでします。(適当な伏線)

 

まぁ、小学生のガキの財力などしれたものなので、なんとか親に頼み込んで映画のチケットとポップコーンとドリンクを買ってもらい、1人で見に行くことになりました。

 

なぜか、一番でかいサイズのポップコーンを持たされて。1人で。

 

自分の両隣には親と一緒に見ている子どもたち。当然手には小さいサイズのポップコーンです。

大きいサイズのポップコーンを持っていても、それは決して1人で食べるものではありません。親と一緒に仲良く食べるものです。

 

そして、僕はというと、一番でかいサイズのポップコーンを抱え、1人で座っている。

 

あまりにもデブ丸出しで本当に恥ずかしくてその時の映画の内容は覚えていません。

 

来週もよろしくお願いします。

抜歯前の深い思考

『大魔力』をご覧のみなさん。

白瀬です。

 

まぁ、先月の初めぐらいの方に親知らずの抜歯を行いまして。

歯医者さんから紹介状を書いてもらって訪れた病院というのは、恐らく自分が訪れた病院の中でも結構大きな病院で。僕が学生時代に、母親が大きな病気を患った際に入院していた時に、見舞いで訪れた病院もそこそこ大きかったような記憶はあるのですが、この話はまた今度にします。

 

まぁ、何せ初めて訪れた大きな病院の異様な空気に圧倒されて、自分を担当してくれた医師の話っていうのは、あんまりちゃんと聞いていなかったんですよね。

なので抜歯当日になって、「あぁ、本当に左右両方の歯を全部抜かれるとんでもない手術を承諾してしまったんだ俺は」みたいな気持ちでいたんですよ。

結局そんなことはなく、右の上下を抜くだけで終わったんですけど。

まぁとにかく手術中は麻酔を打たれた後、自分の口の中によくわからない謎の機械をぶちこまれて。

 

間違いなく、巨大な戦闘ロボットの右手に搭載されているであろうドデカドリルを、人が麻酔していることをいいことに、口の中に思い切りぶちこまれましてですね。

でもこちらとしてもその口内戦争を閲覧しようにも、目にはタオルを置かれている状態で。

不安と恐怖でグルグルしている中、今まで無言で呼吸音しかしてなかったやせ細った医者が突然口を開いて言うんですよ。

 

「今からすこーし、金属音がしますが大丈夫ですからね~」

 

何が大丈夫なのかと。

 

その時、人生で初めてはっきりと「まだ生きてたい」という気持ちが芽生えました。

 

そんな、僕が抜歯前に収録したキモラジオの本編が公開されております。

 

#3 【本編】相方不在!? 愛悶、継続の危機 - YouTube

 

3月の頃にブログに書いた『上手と下手のギャル』の話に繋がる内容も話しておりますので、ラジオを聞いてブログを見ると、いろいろ繋がるかもしれないというきしょい構成がここでされてます。

 

もう少しリアルのお仕事が落ち着きそうなので、少しずついろいろなことをやっていければなと思います。

 

来週もお付き合いください。

お母さん、いつもありがとう。

お世話になっております。白瀬です。

僕が中学生の頃は定期的にブログを更新することが全く苦痛ではなく、長いことやっておりまして、5年ほど高校生でニコニコ生放送というふざけたものに出会うくらい前まではですかね、やっていたような記憶があるんですけれども、社会に出て社会人になってからは何度かブログを立ち上げては放置を繰り返し最終的に削除しているわけです。

それもそのはずで、家と会社の行き来しかしていないため「今日はこんなことがあった!」「最近はこれにハマってるんだ!」という新鮮味のない生活で、毎日毎日死んだ魚のような目で働いております。ゆえにブログも長続きはしないわなと思うのでございます。

 

それでもなんとか、こうやって毎週毎週なんとか更新をしているのは、少なからずとも読んで頂ける人のため、「本当に暇で暇で仕方がないし、このままだと自分の存在意義について考えてしまう。でもそんなときにお前のブログを読んで再確認するんだ。あぁ、まだコイツがいそいそとブログを更新しつづけてる限りは、俺もまだ生きてていいんだって。俺はまだここで死ぬわけにはいかねぇんだって思うんだよな。本当におかしなことを言ってるとは思う。でも、本当なんだ。俺が小さい頃に、母親に「あんたなんか産まなきゃよかった」なんて言われて、"育てられた"なんて言い方をしていいのかわかんねぇけど、育てられて自分は生きてて意味があるのかって時折考えてしまうんだよな。もちろん、そんなことは寝て起きたらさっぱり忘れてたりするんだけどさ。でも、それでも本当にたまに、ふとした瞬間にやっぱり自分の存在意義について考えてしまうんだよな。アンパンマンだって、何のために生まれて何のために生きるのかって言ってるじゃんか。あれ、マジでそうなんだよな。本当に何のために生まれて何のために生きてるのか答えられなくなったらその時点で終わりだと思うんだよ。でもやっぱそういう時に俺は胸を張って答えれるようにしなきゃって思って、最低な母親に育てられたけどそれでも育ててくれた感謝の気持ちと、

 

コイツのブログを読むことは俺の生きがいなんだって」

 

って言ってくれる人のために、更新をします。

 

何の話?

将来の夢

大人になったら、サッカー選手になる。大人になったら、プロ野球選手になる。

大人になったら、お医者さんになる。大人になったら、先生になる。

子どもの頃は、無限大の選択肢の中から自分がなりたい夢に向かって一直線に走り続けていたような気がする。いつから走るのをやめて立ち止まったのかはもう覚えてすらいない。

 

『将来の夢』

 

それは、小学生の時に出された作文のテーマだった。

当時の自分は『将来の夢』と言われても、なりたいものなんて特にないし、そもそも将来の夢を掲げたところでなれるとは思えないと捻くれていたため、なかなか筆が進まないでいた。

今、思い返すと、あの『将来の夢』というテーマで作文を書くというのは、実際にその夢が大人になった時に叶えれるかどうかは別として、自分が夢中になっていることは何か、自分の好きなことは何か、自分の得意なことは何かといった、『自分自身を客観的に見ることの大切さ』を教えるためのテーマ的なものだったように思う。そう考えると、あの頃から自分は自分のことを客観的に見れてはいないのだろう。

 

しばらく悩んだ末にその時の自分が作文に書こうと思った将来の夢は、『漫画家』だった。

決して小さい頃から絵の勉強をしていたわけでも、絵を描くことに長けていたわけでもなく、ただその時の自分は絵を描くことにハマっていたからという単純な理由だ。

A4のノートに不格好な漫画を描いて自己満足に浸る。そうやって自分が何冊も何冊も描いたA4のノートたちは、今では完全な呪物へと成長を遂げて自宅の押し入れに眠っている。『Campus』と表紙に書かれたノートの中には、見るに堪えない絵柄で描き殴られた自らが描いたギャグ漫画が現れる。

 

少し前に、「タナベ」という友達に、自分の漫画を見せたことがあった。

この「タナベ」という男は、自分が小学生の時に初めて出来た友達と呼べる存在で、しかし、友達と言っても今では音信不通で生死もわからないほど良好な関係なのだが、とにかく自分が今まで自己満足に浸っていただけの漫画を恥ずかしながら、初めて他人に公開した。

 

1枚1枚、彼は真剣に自分の漫画を読んでいた。

編集部に初めて自分の漫画を持ち込んだ今、現役で活動している大手漫画家の一番最初はこんな気持ちだったんだろうなと思う。

 

しばらくして読み終えた彼に感想を聞いた時、彼は少し間をおいた後に口を開いた。

 

「うん、ストーリーはいいよね」

 

作文には、『将来の夢は、たこ焼き屋』と書いて提出した。

 

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